1948-12-17 第4回国会 衆議院 本会議 第15号
しかるに、現内閣は、成立後旬日を出でずして、その綱紀粛正の大元締である法務当局において、しかも副大臣と称してもさしつかえのない法務政務次官の田中角榮君が、石炭國管反対疑獄の容疑によつて逮捕せらるるの一大不祥事件を惹起したのであります。
しかるに、現内閣は、成立後旬日を出でずして、その綱紀粛正の大元締である法務当局において、しかも副大臣と称してもさしつかえのない法務政務次官の田中角榮君が、石炭國管反対疑獄の容疑によつて逮捕せらるるの一大不祥事件を惹起したのであります。
そうして御質問の御趣旨は、田中政務次官に何らか犯罪の嫌疑があつたかないかという点についてでありまするが、この点につきましては私といたしましてはあつたともないとも申上げることはちよつとどうかと思うのでありますが、要するにあの事件は先日起訴されました木尊重義という炭鉱屋が、或る別の事件で取調べを受けましておる中において、いろいろ石炭國管反対運動についての対策本部と申しまするか、その会計をやつておつた、そうしていろいろ
このうち、石炭國管反対運動に関連しての費用は、その全部か、あるいは一部かについては、支出傳票等が杜撰のため、明らかにし得ないのであります。
石炭國管反対にからむ莫大な運動資金がばらまかれたということは、当時からやかましくうわさされておつたところでありまして、最近檢察当局が本格的の調査に乗り出し、福岡地方において数人の炭鉱業者が逮捕せられ、すつかり自白した結果、事件は急激に進展いたしまして、中央政界に飛火いたし、元某閣僚であるとか、あるいは十数人の代議士の身辺にも及ぶだろうということは、すでに喧傳せられておりましたので、今回のこの田中事件
あなたから吉田茂さんに出されて、それから幣原喜重郎さんのところに行つて、それから田中萬逸さんのところに行つて、これが民主党に石炭國管反対運動という目的で撤布せられたという噂があるのですけれども、そういう目的でお出しになつたことは全然ないのですね。
○梶川委員長代理 そのほか石炭國管反対問題についていろいろな風評が立つておつたのですが、特にあなたは当時風評の乱れ飛ぶ、一番いろいろな情報を集めて國管を通さなければならぬ立場にありまして、非常にそういう方面の反対運動にぶつつかられたと思うので、いろいろお聞きになつたただろうと思いますが、この問題についてほかに何かお感じがあればもう少し詳しく述べていただきたいと思います。
○石田(一)委員 山口縣の方では庄代議士が今度の石炭國管反対か何かの問題で非常に働いたというので、次の選挙は炭鉱業者から三百万円の選挙費用を約束されているというようなうわさがもつぱらだというのですが、そんなうわさは声聽きになつておりませんか。
○武藤委員長 石炭國管反対運動をするために金を業者から集められたようでありますけれども、西部ではどんな方法で、どんな金額が集められました
○武藤委員長 石炭國管反対のために、業者から議員に金が出たというような風説があるのですけれども、そういうことはありませんか。
○武藤委員長 しかし業者が当時石炭國管反対の運動をしておつて、大分金をバラ撒いたというのは、石炭國管反対に役に立つという見込みで撒いただろうと思う。ただやたらに撒いたわけではないと思う。
○武藤委員長 石炭國管反対のために業者が運動資金を出したようでありますけれども、どういう地域ではどういう業者が、どんな割合で分担いたしましたか。具体的に述べてみてください。
○武藤委員長 石炭國管反対のために会合していたということですね。これはしかしおわかりだつたでしよう。費目が書いてありますから、会長と議員の懇談とか、貝島ほかだれだれの会合とか、木内、西田ほかだれだれの会合とか、永田総長の会合とか、田代、吉賀の会合とか、それぞれ名目がはいつていますね、費目がはいつておりますね。
○武藤委員長 石炭國管反対のために上京せられる場合は個人の御用ではないようでありますけれども、その場合の宿泊料、旅費、飲食費等はどういう負担になりますか。
○武藤委員長 石炭國管反対に上京して來て……。
○武藤委員長 石炭國管反対のポスターがずいぶんあつちこつちへはられましたし、なかんずく議会の周囲には、当時私どもほとんどはりめぐらされたという感じを受取つたのですが、これはどこでやつたか御存じありませんか。
しかもビラを見ますと、私は二、三日前に東京に参りましたが、石炭國管反対同盟というような名称であつたと思いますが、炭鉱が國家管理になることは、それがすなわち赤化になるんだ。